雛人形の違い “早分かり3ポイント”まとめ
造り方の違い
木目込み人形と衣裳着人形に、大きく2種類に分けることができます。
詳しくはこちらの >>種類で選ぶ「木目込みと衣裳着の雛人形」 から御覧になれます。
様式の違い
座り雛と立雛の2種類に分けることができます。
呪術的な祈りを込めた人形は、時代を経て飾る為の雛人形へと変化して来ました。その初期の姿は「立雛(たちびな)」でした。現在は「坐雛(すわりびな)」が多くなりましたが、時代を経ても、立雛にはいにしえの人々の願いを移すかの様に清々しい気品が漂います。詳しくはこちらの >>種類で選ぶ「立雛と座雛」 から御覧になれます。
形式の違い
親王飾(殿と姫だけの飾り)と段飾り(殿・姫の他に三人官女や五人囃子、随身、仕丁などが付帯)の2種類に大きく分けることができます。 お好みや、飾るスペース・予算などによって決まってくるでしょう。
以下の通り、段飾りには、五人飾り・十人飾り・十五人飾りの3パターンがあります。
それぞれの役割を持つ人形達
- 「三人官女(さんにんかんじょ)」 宮中に仕える三人の女性で、男雛・女雛の近くに仕えます。
- 「五人囃子(ごにんばやし)」 能楽を奏でる五人の少年です。(左から、太鼓・大鼓・小鼓・笛・謡)
- 「随身(ずいしん)」 警備役の武官。
- 「仕丁」 感情をあらわにする三人の道化達
以上の様に、それぞれの役割や表現が豊かなキャラクターがあります。
雛人形の飾り方の種類ポイント
お飾りや雛道具などの付け足しも含め、毎年少しづつ増やして行く楽しみ方もあります。
また、男雛・女雛だけでなく、三人官女・五人囃子などのお人形にも可愛らしい「おぼこ顔」があります。
- 「親王飾り」 男雛・女雛が並ぶ一番基本の飾り方になります。
- 「立雛(たちびな)」 室町時代の風情を感じる立雛。凛とした立ち姿が魅力です。
- 「五人飾り」 男雛・女雛のお供に、三人官女を従えて華やかに。
- 「十人飾り」 男雛・女雛・三人官女に五人囃子も加わって、より賑やかに。
- 「十五人飾り」 十五人揃うと豪華なフルセットになります!
詳しくはこちらの >>種類で選ぶ「飾り方の特徴」 から御覧になれます。
飾るタイミングは、雛祭りの1週間位前までに雛人形を飾る様にしましょう。直前になって慌てて飾る「一夜飾り」は縁起が悪いとされていますので、くれぐれも気を付けましょう。
雛人形選びのポイント
以下の順番に見ていくと、迷った時は選びやすいと思います。
- 「お顔」を気に入ること
- 「お衣裳」
- 「全体のコーディネートや雰囲気」
そして、雛人形を選ぶ際に大切な下記の3つのポイント があります。
- 「飾る場所と収納スペース」をしっかり計測して、把握してからお選びください。
- 最初はご予算にしばられずに、まずは様々な雛人形を見て じっくり比較検討してください。
- 万一の場合の修理の受付など、アフターサービスについても事前にしっかり確認しておきましょう。
商品に自信を持っているお店であれば、しっかり説明もして頂けるはずです。
雛人形の見方がひと通り分かって来たら 後はご自身の感性を頼りに、いよいよお品選びに入って行きましょう!