日本の雛人形作家の匠達

3月3日の桃の節句に 女の子の健やかな成長を願って飾る雛人形ですが、毎年早々に予約が集中する事も多い様です。その人形づくりの為に、日々情熱を注ぎ込む 日本の宝である人形作家達が存在しています。SNSや口コミでも話題になり、ネット直販のみにも関わらず 予約で一年待ち、そしてすぐに完売する雛人形作家もいらっしゃいます。

私達は、お人形の出来上がりの姿にしか触れる機会はありませんが、実は時間を掛けながら様々な職人の手と工程を経て、ようやく一体のお人形に仕上がっています。

真の美しさや素晴らしさとは、目だけで見るものではありません。 特別な雛人形に出逢った瞬間、心が震え こみ上げてくる心の鼓動と感動を感じるものです。
まずは、実際に雛人形を手掛けている作家達のこれまでの軌跡と、お人形への情熱を受け取ってみましょう。 お雛様も貴方のお家に行ける事を、どこかで楽しみに待っているかもしれません・・・

 

 作家(作者)と各店舗のご紹介

 ふらここ(furacoco)

ふらここ furacoco 原英洋

- 代表 原 英洋 -

祖父の代から始まる人形師の家系で、100年の歴史があり三代目になります。祖父は赤ちゃん顔人形の作案者であり人間国宝の人形師 原 米洲。純真な心をもつ赤ちゃんの顔だからこそ見る人の心をいやす力があるのだ。」というのが、祖父が辿り着いた境地でした。そして母は女流人形作家の原 孝洲。 若手の精鋭たちが結集した工房は、お客様の声と親心をお人形に表現してゆく 熱い思いを形にする為に生まれた人形工房です。 予約は1年以上待ち!まさに新しい雛人形を築いた伝統産業の改革者です。 思わず顔がほころんでしまう柔和な丸顔に、パステルカラーの淡い衣装。お人形の愛らしさに加え、親の思いや願いをどのようにお人形に表現してゆくか、その事も常に大切に考えながらお人形づくりに励んでいます。 お人形から雛道具・飾り台・屏風も、全て自社で設計図から作り製作しているオリジナル商品です。職人も大切にする経営ながら 人気の新作を次々誕生させ、伝統文化に関心の薄い若い世代をも魅了しています。

ふらここチョイス furacocochoice 原英洋

✿人形工房「ふらここ(furacoco)」のサイトは >>こちらから ✿組み合わせ自由にカスタマイズできる雛人形「furacoco choice」のサイトは >>こちらから

 真多呂人形

- 二代目 木目込人形師 金林 真多呂(MATARO)-

東京に生まれ、幼少より父 初代真多呂について人形制作を学ぶ。大学在学中より彫塑やデッサンを学び、平安朝風俗人形をはじめ、創作木目込人形を多数発表し高い評価を得る。昭和53年、通産大臣指定 伝統工芸士に認定され、昭和61年には東京都ひな人形卸商協同組合 理事長に就任。昭和63年、社団法人日本人形協会 会長に就任。平成10年、業界内外における数々の功績が認められ、藍綬褒章を授章。 現在に至るまで、コンクール等で数々の賞を受賞し、現在は社団法人日本人形協会 名誉顧問。当然のことながら、完成品に至る工程も全て手作りで、多くの専門職人の手により、芸術の息吹が吹き込まれてゆきます。時代は変わり、手を使って物を作ることの方が珍しくなりましたが、変わらず未来に伝えてゆかなくてはならない伝統、技そして心は手を使ってこそ伝わるものであるとの考えは今後も決して変わりません。 これからも、いつまでも飽きない、眺めれば眺めるほど味わい深い人形作りにこだわり続けてゆければ幸せで御座います。木目込人形の発祥の地である京都・上加茂神社から正統伝承者として認定を受けているのは真多呂人形だけです。  

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 松寿

小出松寿 人形工房松寿

- 人形工房松寿 主宰 小出 松寿(SHOUJU)-

大阪府東大阪市在住。母である初代小出愛(めぐみ)に師事し人形の教えを受ける。昭和48年 二世を継ぎ、松寿(しょうじゅ)と名乗る。日本人形から市松人形、雛人形へと、様々な人形製作に取り組む。
埼玉県コンクールにて文部大臣賞受賞。大阪工芸展にて近畿通商産業局長賞受賞。日本人形協会節句人形工芸士展にて優秀賞受賞。その他 数多くのコンクールで入賞。2014年大阪府優秀技能者(なにわの名工)に認定。 現在、人形工房松寿の主宰として、新たなる人形製作に情熱を傾けている。 商品づくりにそれまでの人形業界ではなされなかったデザイナーを起用し、人形づくりのコンセプトを技と感性の合作による付加価値の高揚と位置付けました。今、経験豊かな人材、個性のある若い人材が集まり、私はその主宰として工房を取りまとめていこうと考えております。 私に課せられた使命は、この日本のよき伝統行事である「お節句」とそれに携る職人達の技をいかに伝えていくかなのです。「心・愛・夢・技」のテーマのもと、今後とも可能性の広がりを目指し、人形づくりに情熱を傾けていきたいと思っております。 松寿の特徴は、正確で力強い着せ付けにあります。 中心から左右対称になるように腕の曲げ(腕折り)、着物の広がり、胸やひざの綿入れなど、緻密なバランスで制作され、どこから見ても美しい比率の人形となっています。 そしてその状態が崩れないように人形自体のしっかりとした固さがあります。人形をもったり掴んだりするとそのしっかりとした感覚が伝わります。人形の芯には、一般的な藁胴(わらどう)ではなく樟入りの桐木胴を使い、着崩れ防止と防虫効果を併せ持たせています。  

人形工房 松寿 SHOUJU

人形工房 松寿 SHOUJU

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 一秀

木村一秀

- チーフプロデューサー 木目込人形伝統工芸師 木村 安子(isshu)-

1948年、木村弁之助(一秀)による創業以来、江戸時代の元文年間にはじまる木目込み人形の伝統技法を受け継ぐ一秀。江戸時代からの伝統手法を受け継ぎながらも現代感覚を調和させた人気の伝統工芸師。 女性ならではの色彩感覚には定評があり、毎年ネオクラシックを テーマにした新作を発表している。 長年の功績により通産大臣指定伝統工芸師にも認定された女流作家の第一人者でもある。 古典美に現代感覚を取り入れ、洗練された気品を漂わせる優雅な人形は、時代を超えて多くのお客さまに愛され、高く評価されています。いまでは 新ブランドをはじめ、気品あふれる木目込み人形をお届けしています。 今後も、「伝統とは革新の積み重ねである」との考えのもと、常に新しい素材、感覚を追求し、胴体や着物についても、その時々の最良の素材を研究して雛人形に新しい価値を吹き込んでゆくべく努めて参ります。 (木村 一秀のあゆみ)昭和23年、先代である木村弁之助が木村一秀商店を創業。昭和54年に通商大臣指定 伝統工芸士に認定され、名実共に江戸木目込人形界を代表する作家の一人となる。昭和60年には功績が認められ、勲五等瑞寶章を授章するなど、その輝かしい功績は枚挙に暇がない。平成4年に木村公平が代表に就任し、秀華ブランドや綾乃ブランドや新ブランドを多数立ち上げ、その動向には今後も目が離せない。

  木村一秀 ✿「一秀」の詳細こちら

 柿沼 東光

柿沼東光

- 木目込人形師 伝統工芸士 柿沼 東光(KAKINUMA TOUKOU)-

昭和23年9月東京都荒川区生まれ。昭和46年株式会社吉徳大光に師事。昭和49年に伝統工芸士柿沼東光に師事し以来江戸木目込人形製作に専念。華麗なる色彩による親王飾り、風俗人形などを発表。 とりわけ螺鈿の象嵌や彩色二衣重の木目込人形など独自の技法を学び、技術向上に努めながら、常に“時代の今”を見つめ、斬新な作品づくりに取り組むスタイルで新しい東光ブランドを築いている。 平成11年2月 経済産業大臣認定伝統工芸士、平成12年2月 東京都知事認定伝統工芸士 独創的で永く飾りたくなる伝統の逸品・・・こだわった生地の仕入れ、斬新な衣装・配色により作られた木目込人形を、見る人に喜び・感動を与えられるようひとつひとつ職人の手で丁寧に製作しています。時代を見据え欲しいものを形にする伝統と革新の融合それが東光ブランドです。 柿沼東光が創りだす雛人形は、伝統的であり革新的、常に「時代の今」を見つめ制作に取り組んでいます。江戸木目込でしか表現する事の出来ない造形美や 厳選したこだわりの衣装を用いて創りだされる御人形は優雅で上品なものばかりです。 年に一度、家族と一緒に飾り付ける桃の節句は、 きっと幸せなひと時として、お子さまの記憶にも残るでしょう。「皆さまに喜ばれるモノ作り」、「ふれあいのこころ」をモットーに、これからもこのお手伝いが出来れば私たち柿沼東光も嬉しいかぎりです。 柿沼東光は、創業以来いつもその時代に求められる雛人形、五月人形をはじめとする木目込人形を作り続けて参りました。新しい価値の中に継承される伝統技術を生かし、日本人の心の中に流れる、日本古来からの伝統美を作品に込める事こそ柿沼東光の業の真髄であると自負いたしております。 いつの時代も、親は子に強く、逞しく、そして健やかに優しい心を持って育ってほしいと願うもの。 そんな子供達に託す夢や希望をこれからも丹精込めて形にしてゆきたいと思っております。 昭和23年、東京都荒川区生まれ。昭和46年、吉徳大光に師事。昭和49年に伝統工芸士 柿沼東光に師事し、以来江戸木目込人形の製作に専念する。華麗なる色彩による親王飾り、風俗人形などを発表し、とりわけ螺鈿の象嵌や彩色二衣重等の独自の技法で高い評価を受けている。平成11年に通産大臣指定 伝統工芸士に認定され、翌12年には東京都知事指定 伝統工芸士にも認定。全国節句人形コンクールにおいて内閣総理大臣賞を筆頭に受賞多数。

  柿沼東光 ▲(左)引き出しが付いていて収納ができるやよい小筺(こばこ)と▲(右)花宴(はなうたげ)は特に人気商品です。 ✿「柿沼東光」についての詳細はこちら

 松崎 幸一光

柿沼東光

- 木目込人形師 松崎 幸一光(KOIKKO)-

大正九年東京の下町下谷竹町に創業し、以来九十有余年に亘り、日本人形の製造を続けています。現在の松崎幸一光は三代目になります。主にひな祭り、端午の節句の品を製作して、伝統的で優美な人形と独自の作風による創作的な新作を製造しています。特に近年は住宅環境や飾る場所のTPOを考慮して、具体的に提案する新作シリーズを毎年発表し続けています。長年、お飾りなっても飽きのこない物をと心がけ、抑えた色調と独創的な形、かわいらしさの中にも日本古来の美を表現しようと、製作を続けています。

幸一光は伝統的工芸品「江戸木目込人形」、「江戸節句人形」(衣裳着人形)の両方を作る工房です。又、雛人形、五月人形の製造を手がける数少ない人形工房です。製造方法(衣裳の縫製、着付け)も独自の方法を考案し、幸一光ならではの独創的な人形を創作しています。
又、色合も、長い間飾っていただいても飽が来ないよう押さえた色調で作ることを心がけています。他の人形師の作った人形と比べると、控えめで余り目立ちませんがそれが特徴です。

私どもは、大正九年に東京、下谷竹町に創業して以来八十有余年に亘り、健やかな健康を願うに相応しい人形の製作に邁進して参りました。私で三代目となりますが、長年お飾りになっても飽きのこない物をと心がけ、抑えた色調と独創的な形、かわいらしさの中にも日本古来の美を表現しようと、日々製作を続けております。今後とも、昔ながらの伝統的な製法で創り上げた品々を末永く大切にして頂ければ、これほど幸せな事は御座いません。

(松崎 幸一光のあゆみ)大正9年創業。現三代目松崎幸一光は、昭和28年に東京で生まれ、昭和46年に18歳で父である先代、松崎幸雄(二代目 昭玉)に師事。昭和63年には京都府立文化博物館に平治物語絵巻の信西の巻を基に武者行列を製作。平成17年には数々の功績が認められ、東京都知事認定 東京マイスターに選ばれる。現在まで、総理大臣賞4回、通産大臣賞4回を始め数々の受賞歴を有し、江戸木目込界を代表する作家の一人。 木目込人形と衣装着人形の両方を販売しております。

  幸一光 ✿「幸一光」についての詳細はこちら

 原 孝洲

原孝洲

- 木目込人形師 原 孝洲(HARA KOUSHU)-

幼少の頃から、父である先代・原米洲の人形づくりに向かう真摯な姿を目にしてきました。この伝統技術を絶やすわけにはいかないと決心をしたのは、18歳のときです。以来、人形師として修行を重ね、二世を襲名いたしました。
先代の無形文化財に指定された「胡粉仕上げ」の技術継承もさることながら、女流人形作家ならではの作風にもこだわっております。
やわらかい雰囲気を表現した胴体の形。華やぐような明るい配色の衣装。先代の生み出した仏像の表情に通じる赤ちゃんの清らかな気品あるお顔に、愛らしさを融合させた丸いお顔。何十本もの線がつくり出す「笹目技法」のやさしいまなざし。これらは、研鑽を積まなければ創作することはできません。お子さまの誕生を寿ぎ、すこやかな成長を願う親御さまの想いを、確かな技術で一体一体、筆先に込めておつくりしています。

 

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 大橋 弌峰

大橋 弌峰

- 京人形司 大橋 弌峰(OHASHI IPPOU)-

日本の代表的な芸術人形、中でも京雛有職雛は古代装束を正確に考証して作られる優雅で格調高い芸術です。

雅の世界を蘇らせる雛人形、その四千余りにのぼる全行程はすべて手作り。
手が造り、手が結い、手が着せる・・・人形に魅せられ、人形に魂を与えようとする名匠達の心技はそのままおさな子達への慈愛と成長の祈願の心なのです。

どうぞ名匠の磨きぬかれた技のみが表現しうる雅ごころを心行くまでお楽しみ下さい。 (大橋 弌峰のあゆみ) 京に生まれ、京に育ち、古典京雛の名匠であり、京都府伝統産業優秀技術者であった初代大橋弌峰を父に持つ。現代表である二代目大橋弌峰は、先代の磨きぬかれた技と京雛の伝統を見事に継承し、風格ある古典美と斬新な当世美を併せ持つ大胆な表現で高い評価を受けている。 平成元年、経済産業大臣指定伝統工芸士認定。翌平成2年、節句人形工芸士認定。平成13年には節句人形工芸士会最優秀賞受賞。近年では平成22年瑞宝単光章受章。
現在に至るまで、数々の作品展にて数々の賞を受賞し、高い評価を受ける、京都を代表する人形司の一人。

  大橋弌峰

 鈴木 賢一

東玉 鈴木賢一

- 木目込人形師 東玉 鈴木 賢一(SUZUKI KENICHI)-

鈴木賢一は、人形業界に大きな功績を残した人形師です。その造形は他の作家とは一線を画す美しさやバランスがあり、見れば見るほど引き込まれるシルエットが特徴です。
鈴木賢一本人は平成22年92歳で逝去されておりますが、技術を受け継いだ職人たちがその技術を昇華させるべく工房賢一として雛人形を製作し続けています。

平成22年6月 鈴木賢一は人形作家として人生を全うしました。しかし「己の人形への思いを、己にしかできない表現で表現したい」そして「それを実現すべく技術を磨く」そして「広めたい」という賢一の魂は弟子たちに受け継がれ「東玉工房 賢一」のブランドに息づいています。

鈴木賢一 ✿「東玉 鈴木賢一」についての詳細はこちら

 原 米洲

原米洲

- 無形文化財指定人形師 原 米洲(HARA BEISHU)-

原米洲 1893年、原米洲誕生。1966年無形文化財に指定 黄綬褒章を受章し、後に勲五等瑞宝章を受章。1973年パリのニースにおける日本伝統美術工芸展に出品しパリの人類学博物館にて、作品が永久展示となる。 翌年、皇室 東宮御所に御所人形各1点を献上。その後もオーストラリアやスウェーデンなど海外の展示会や美術館に次々と作品を出展。米洲は国から無形文化財の指定をうけてもなお人形師として勉学に励みました。 東京芸術大学に通い、美術解剖学の教えをうけ、喜怒哀楽に伴う筋肉の動きについて学び、人形の顔の原型を作りの参考にしたこともそのひとつ。また、配色の研究も行っていました。理想的な人形の顔は穢れのない幼子の顔であるとし、仏様にも通じる慈愛に満ちた、ふくよかで円満な顔を製作しました。

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 大里 彩

ひととえ 大里彩

- 女流木目込人形師 大里 彩(OHSATO AYA)-

江戸時代より受け継がれた技術と、伝統的な色彩に、独特の技法と独自の色彩感覚を融合させたその作品は、女性らしい優しさあふれる人形として注目を集めています。
素材から仕上げに至るまで全てをオリジナルとし、鋭い感性で仕上げていくその作風は、作品の随所に現れる細やかな気配りで感じ取る事が出来る、こだわりの女流職人です。

大里彩の作品造りは素材の選定からすでに始まっています。
京都や桐生などの織物の名産地をくまなく歩き、その金襴を見ながらインスピレーションを働かせて、金襴本来の個性を活かせるような表現方法を模索していきます。「とうそ」と言われる素材を用いて造られたボディーは、動きのあるダイナミックな外観が特徴です。

このボディーに、はっきりした色使いと華やかさを心がけて全体の金襴を木目込んでいきます。
大里彩師自ら言うように、濃い目の色が好きだと言う金襴の選定は、まさに天性のセンスの良さをうかがわせるものがあります。「金襴は良い物を使った方が楽に仕上がるんですよ。」と笑う大里彩師ですが、妥協を一切排除したその素材の選定と製作工程には、数々のアイデアと情熱が込められています。

また、岩槻出身の大里彩師は幼き頃からその環境から数多くの人形と出会って来ました。
そこで養われた独自の世界観と見る目の厳しさは、今でも健在です。
現在は工房を千葉に移して日々製作に励んでいますが、外注を一切排除し、クレームの無いきれいな商品製作に心をさいています。また、良い物を永く飾ってもらえるように、髪の毛は玉ぐしも丸くして、バサバサしないようにするなどの細かい配慮もなされています。
女性ならではの、女性の為の木目込み人形造りに精通する、こだわりの女流木目込作家です。

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 清水 久遊

清水久遊 ひいな

- 雛人形工芸士 女流作家 清水 久遊(SHIMIZU KUYU)-

愛知県蒲郡市生まれ。
18歳より先代の元で人形作りを、勉強、精進し、女性ならではの繊細な色彩感覚と斬新なアイディアで業界のリーダー的存在となる。後に有職工房「ひいな」を設立。雛人形工芸士に認定される。
1993年より東京高島屋において毎年、制作実演を行う。女流作家ならではの繊細な感性と現代のモダンを融合させた清楚で華麗な雛人形を積極的に創り続ける。

~  女性らしい繊細さ  ~
清水久遊さんのお人形は日本古来の紋様柄を使い、歴史に忠実な色合いで豪華さ格調高さを表現しています。
重ねの色合せや振り付けが、特に素晴らしいです。女流作家にしかできない女性らしい繊細さとモダンな感性を活かしたデザインが好評で、有職雛(ゆうそくびな)も素敵です。お人形を強調する為にお人形の前に飾るお道具類を外すセットが多いですが、 お好みで組み合わせも可能です。

  • 伝統的な手法に基づきながらも、現代感覚を取り入れたひな人形づくりを得意とする。
  • お道具類も最小限に抑えお衣裳の良さを伝える、シンプルでスタイリッシュなデザインが好評。
  • 正絹・束帯十二単のお衣裳:素材やつくりが高品質で、きっちりと着せ付けられた雛の姿が印象的。
  • 高品質で有名な“清水 久遊”のひな人形は、大人になってからも飾りたくなる、長く受け継がれるに相応しいひな飾り。
  • ひな祭りをより豪華にお祝いできる、ちょうど良い大きさのひな人形。
  • ひな人形は小さいサイズは飾りやすいのですが、やはりある程度の大きさがあった方が見栄えがします。

永年代々受け継いで使われ価値も高まるというもののようです。その価値は、無形文化財の人形と言う価値もあると同時に、その人形を使うの受け継がれる、気持ちの価値もあるのではないでしょうか。

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