這子(ほうこ)

這子(ほうこ)とは、幼児の四つ這(ば)いの姿に作ったお人形のこと。
天児(あまがつ)と同様に、平安時代を起源とし、幼児の穢れ(けがれ)や厄(やく)を祓(はら)う人形として用いられます。
子供が誕生すると、その枕元にお伽犬(とぎいぬ)や守刀と共に飾り、その児の身に穢(けがれ)や禍(わざわい)などがふりかからないように身代わりとします。
子供が無病息災(むびょうそくさい)に育つことを願うお守りです。