次郎左衛門雛(じろうざえもんびな)

次郎左衛門雛(じろうざえもんびな)とは、江戸時代の中期に大流行した丸顔の衣裳着雛人形のこと。
江戸時代、寛文(1660年代)の頃、京都の雛屋次郎左衛門が創始したといわれています。
古典的な次郎左衛門雛は、丸顔に引目鉤鼻(ひきめかきはな)が特徴です。
「 たらちねの つままずありや 雛の鼻 」と、与謝 蕪村(よさ ぶそん)の句にも詠(よ)まれたこの雛人形は、現代にも愛し続けられています。